【J2第40節】徳島ヴォルティスvs横浜FC

サッカー
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J2もいよいよ残り3試合。
前日首位の柏が勝利した為、3位横浜FCがこの試合でドロー以下なら柏の2位以内、昇格が決まります。
もう一枠の自動昇格を狙う為にも横浜FCはアウェイで勝利が必要となりました。
しかしホーム徳島は12戦負けないの絶好調。徳島も自動昇格を狙う為にホームでの勝利を目指します。

2019.11.10
徳島ヴォルティス 0-1 横浜FC
76分:武田英二郎

ゲーム

スターティングメンバー

ホーム徳島は不動のメンバー。
この3-6-1は絶対の安定感があります。メンバーを見ただけで強そうです。

対するアウェイ横浜は強烈なウイングが代名詞の4-3-3。
イバ選手やレアンドロ・ドミンゲス選手をベンチに置く凄まじく豪華な布陣です。

徳島vs横浜 スターティングメンバー

前半

両チームとも勝利が必要な重要なゲーム、激しい立ち上がりとなりました。

6分、コーナーキックを得た横浜はこぼれ球を北爪選手が拾うとペナルティエリアの少し外からミドルシュート。しかし徳島ディフェンスも体を投げ出してブロック。いきなり緊張感MAXのシーンとなりました。

徳島は14分、中盤で野村選手がボールを受けターンすると渡井選手へスルーパス。渡井選手がサイドからクロスを入れ、こぼれたボールを杉本選手が強烈なシュートを放ちます。しかしゴールキーパー南選手が足でストップ。

さらに21分、バイス選手がロングパスを右サイドの岸本選手へ通すと、岸本選手がクロスを入れファーサイドの野村選手がヘッドで中央へ折り返します。渡井選手がワンフェイントでディフェンスをかわし、シュートを狙いますがこれは枠の外へ外れました。

押し込み始めた徳島でしたが、アクシデントが発生します。
ルーズボールを競り合った際、ヨン・ア・ピン選手のタックルを深く受けてしまった岸本選手、一度ピッチに戻るもののプレー続行不可能となり、無念の交代となりました。徳島は29分で藤田選手投入と交代枠をひとつ使います。

前半はこのままスコアレスで折り返しました。

後半

50分、横浜は中山選手が中央へクロスを入れると皆川選手がスルー。裏でフリーになった佐藤選手がシュートを狙いますが、逆足でのシュートで枠を捉えることができず。

その後も両チームの激しいぶつかり合いが展開され、お互いに決定機は作らせない緊迫した時間が続きます。

65分、業を煮やしたバイス選手がディフェンスラインから持ち上がり、野村選手へ縦パス。
野村選手はワンタッチで落とすと、再びバイス選手が勢いを持ってボールを受け取り左足で強烈なシュート。これは惜しくも枠の外となりました。

すると両チームが動きます。
横浜は72分、松尾選手を下げて斉藤光毅選手を投入し、徳島は74分に河田選手から清武選手へスイッチ。

直後の76分、横浜がゲームを動かします。
右サイドを駆け上がった齋藤功佑選手が上げた低いクロスが誰にも触れずに逆サイドに流れると、そこにいたのは左サイドバックの武田選手。ワントラップで放ったシュートは長谷川選手のニアを抜けてついに横浜が先制します。

追いつきたい徳島はボランチ小西選手を下げて内田航平選手を投入し、内田選手は最終ラインへ、最終ラインのバイス選手をトップに上げてパワープレーを仕掛けます。

しかし横浜も中村俊輔選手を下げて田代選手を投入し、しっかり締めると、そのままゲーム終了。
横浜は上位2チームをしっかりと追いかける大きい勝利となりました。

注目選手

ホーム徳島は内田裕斗選手。
3バックの左センターバックのはずなのに、左サイドバックのようにオーバーラップし、左ウイングバックの杉本選手を追い越し、数多くのチャンスを作っていました。
そうかと思えばしっかり自陣前で体を張りディフェンスにも貢献。どういう運動量なのか不思議な選手です。徳島の守備と攻撃に貢献している選手だと思います。

アウェイ横浜は松尾佑介選手。
左サイドをぶっちぎるあのスピードは対戦相手の驚異となっています。
さらにドリブルの技術もあり、カットインしてのシュートなどかなりの可能性を感じる選手です。

まとめ

横浜にとってはかなり大きい勝利となりました。柏と大宮を追いかけ、得失点差で大宮をかわし2位に浮上。自動昇格圏内に入りました。

このゲームも抜群の安定感を誇りました。中村俊輔選手を始めとするベテラン選手が要所を締め、中山選手と松尾選手の両ウイングが切り裂く。チームは完成に近づいていると感じました。
残りは岡山と愛媛。2連勝して他チームの結果を待ちたいところです。

ホーム徳島はついに止まってしまったという感想です。
この試合もパフォーマンスは非常に良く、得点ももう少しのところがいくつもありました。
岸本選手のケガというアクシデントもあり、交代枠を予定外で切らざるを得なかったところは不運でした。
しかし、この12試合で展開してきたサッカーは非常に完成度が高く、残りの東京ヴェルディと山口は苦戦することでしょう。
横浜同様、ふたつ勝ってどう順位がついてくるか、というところでしょうか。

ついに残り2試合。
柏が勝ち点78、横浜FCと大宮が73ということで柏はJ1へ王手をかけました。
4位以下は山形・水戸・徳島が67、甲府・京都・岡山が65と大混戦です。
残り試合、ひとつも目が離せません。今年もJ2は大混戦です!

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