【2020 J2第3節】レノファ山口vs愛媛FC

サッカー
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前節2点リードから追いつかれた山口は、3点差をひっくり返した愛媛をホームに迎えました。J2第3節、レノファ山口vs愛媛FCのゲームです。

2020年7月5日
レノファ山口 0-3 愛媛FC
45+2分:西岡大志
88分:長沼洋一
89分:有田光希

山口vs愛媛 ゲーム展開

前半ペースを握った愛媛はなかなか先制点を奪えずにいましたが、前半アディショナルタイムに左コーナーキックからゴールを奪いました。森谷選手からのコーナーキックを中央にいた田中選手に当たり、跳ね返りを西岡大志選手が押し込みました。

後半に入ると山口が押し戻し、「山口が追いつくか・愛媛が突き放すか」の我慢比べが始まります。最後に山口が力尽きると、愛媛が左サイドから抜け出した長沼選手が冷静に少し浮かして追加点をゲット。長沼選手、J初ゴールおめでとうございます!
さらに前線でボールを奪い切った愛媛は、有田選手が遠目からループシュートを沈め勝負アリ。ゴールキーパー吉満選手は一歩も動けない、スーパーゴールでした。

最後は土砂降りとなった維新みらいふスタジアムでのゲームは0-3でアウェイ愛媛の勝利となりました。

レノファ山口

山口スターティングメンバー

山口は4-3-3のシステムで高選手がトップ下に入る形でスタートしました。
ヘニキ選手が右サイドバックの位置にスライドし、川井選手を上げて池上選手を中央付近でボールに触らせるという狙いで攻撃を組み立てていました。

しかし、前半は愛媛のプレッシャーや縦への速い攻撃に苦しめられ、ほとんど良い形を作ることができません。44分に高選手が意表を突いたラストパスを高井選手に通しますが、高井選手はワントラップ目を流してしまい絶好のチャンスを逃してしまいました。

ハーフタイムにヘニキ選手から森晃太選手にスイッチ、73分には高井選手と佐藤健太郎選手を下げて浮田選手と吉濱選手を投入、さらに83分には両サイドバックの川井選手と安在選手を下げて小松選手と武岡選手を投入し勝負に出ますが最後まで追いつけず。

結果論ですが、ヘニキ選手を残しておいて最後放り込みのターゲットにすればイウリ選手と強力な前線になったように思います。
そのイウリ選手は強引にシュートを狙うシーンもあり、一人で7本のシュートを放ちました。残念ながら決定機はなく、際どいシュートもありませんでした。

山口は73分に出場した吉濱遼平選手が良かったです。もうベテランの域に来ている吉濱選手、さすがのプレーを見せてくれました。ボールの散らしや縦への推進力など、もうちょっと長い時間見たい選手ですね。
吉濱選手と一緒に出てきたルーキーの浮田健誠選手も期待したんですが、対面する西岡選手に抑えられてしまうシーンが目立ちました。ただ、サイズがあってレフティーで雰囲気を感じる選手なので、今後に期待したいです。

愛媛FC

愛媛スターティングメンバー

対する愛媛FCも4-3-3のシステムですが、中盤のスタイルが少し異なり渡邉選手がアンカーとしてバイタルを埋めるスタイルです。

中盤から後方でボールを回し、機会を見て縦に速いパスを入れて攻撃を組み立てており、前半は特に攻撃がハマっており、チャンスをいくつも作っていました。

特にJ初先発の清川流石選手は左サイドから良く仕掛けており、チャンスシーンが目立ちました。
とても良かったと思いましたが、ハーフタイムで交代。山瀬選手が入りました。

後半から西岡選手と長沼選手をウイングバックへ配置し3バックへ移行。山口の圧力に押される時間が長く続きましたが、全員で粘り強く守り失点を許しません。
個人的に好きな選手なんですが、ゴールキーパーの岡本選手のスーパーセーブも何度か飛び出し、耐えてチャンスを窺います。

ゲーム展開でも書きましたが、この時間帯は「山口が追いつくか・愛媛が突き放すか」の我慢比べでした。頑張って耐えた愛媛に最大のチャンスが来たのが88分。前掛かりになった山口のディフェンスの裏へラストパスが出ると長沼選手が飛び出し、最後は冷静に少しボールを浮かしてゴールを決め、この時点で勝負アリでした。

最後は有田選手にスーパーゴールも生まれ、11人プラスベンチメンバー一体で戦っている雰囲気がありました。愛媛にとってはとても良いゲームだったと思います。

次節の予定

残念ながら敗れてしまった山口は1勝1敗1分で磐田に乗り込みます。磐田も1勝1敗1分で、こんなもんじゃない、と締めてくるでしょうし、苦しいゲームが予想されます。

対する愛媛はアウェイで長崎。長崎は3連勝と絶好調です。こちらも苦しいゲームが想定されますね。次週も楽しみです!

コメント

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