【J2第30節】FC琉球vsFC岐阜

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今週は岐阜の試合を見たいと思っていました。
旅行記もアップしましたし、いろんな思いがあって見てみようと。

小野伸二選手が加入した琉球に対し、馬場賢治選手などを獲得した岐阜の一戦。
岐阜は最下位ということもあって、アウェイながら何とか勝点を積み上げたい一戦となりました。

2019.8.31
FC琉球 1-2 FC岐阜
11分:川西翔太
41分:川西翔太
78分:上里一将

スターティングメンバー

琉球は小野伸二選手がスタメン出場!これはとても楽しみです。
鳥養選手が右サイドに入り、上門選手の1トップという布陣です。

対する岐阜は夏加入の當間選手、馬場選手がスタメン入り。
2トップは前田遼一選手と川西選手を配置し、4-4-2の布陣でゲームに入りました。

前半

両チームとも相手の様子を見るようなおとなしい立ち上がりとなりました。
しかし、ゲームが動いたのは立ち上がり直後でした。

11分、當間選手がディフェンスラインからロングボールを蹴り込むと、そのボールに川西選手と福井選手が競り合います。しかし両者にボールが触れずに裏に流れると、カバーに入った徳元選手がヘッドでカルバハル選手に戻したパスが短くなり、フレデリック選手にボールを奪われます。カルバハル選手も振り切られていたため、川西選手が詰めたシュートは無人のゴールに流れ、岐阜が先制に成功しました。

さらに41分、同じような形で岐阜は自陣から左サイドへロングパスを展開。
蹴ったのはFWの前田選手。
カウンターとなり、琉球右サイドバック西岡選手の裏が完全に空いてしまいました。
受け取った宮本選手は中央に切り込むと川西選手にラストパスを送ります。
川西選手は琉球ディフェンス2人と対峙しますが、抜き切らずにシュート。
福井選手の股下を抜けたシュートはカルバハル選手も反応することができず、岐阜に追加点となる2点目が入りました。

2点目のカウンター、琉球樋口監督はリスクマネジメントのまずさに膝を折ってしまいました…

注目の小野選手はトップ下ながらボランチに降りてきてボールを捌いたりしていましたが、効果的なパスはあまり出せず。前半の飲水タイムには樋口監督にトップ下からあまり降りてこないように指示が出た様子。

前半は岐阜の2点リードで折り返しました。

後半

前半に1点取ったあと、岐阜はものすごくファーストディフェンスの位置を下げます。
後半もその戦い方に変化はありませんでした。

岐阜はディフェンスサードに全員がポジションを取ります。

結果、ボールは琉球が持てる時間が増え、岐阜は耐える構図となりました。
ただ、琉球も最後のパスやドリブルの精度が低く、時間がただ過ぎていく展開となっていきます。

琉球はそんな流れを打開すべく、59分に上原選手を投入し高さを出します。
さらに68分にはハモン選手を投入し右へ配置し、右サイドにいた鳥養選手を左へ移しました。

ただ、78分に岐阜のビルドアップのミスからボールを奪ったハモン選手から上里選手のミドルシュートで1点を返すのが精一杯でした。

終了間際のセットプレー絡みの琉球の攻撃は迫力もありましたが、あと僅かが遠く試合終了。
FC岐阜がアウェイで2-1、FC琉球を破りました。

注目選手

ホーム琉球は上門選手。
前々から良い選手だと思っていましたが、鈴木孝司選手の移籍で1トップに入り、責任感も増してさらに良い選手になったように感じます。
166cmと小柄なこともあり、ポストタイプは厳しいので0トップのようなスタイルでうまくFWをこなしていました。
途中出場の上原選手を最前線に据え、その周りで特徴を活かした方がさらに活躍できそうな雰囲気です。
間違いなく琉球の浮沈の鍵を握る選手です、上門選手の活躍できる戦い方を模索することが求められそうです。

次にアウェイ岐阜は柳澤選手。
左サイドバックで出場しましたが安定していました。岐阜のセンターバック2人はとても強い選手ですが、スピードは心許ないところがあり、裏のスペースについても柳澤選手がカバーに入るなどスピードも見せていました。
終盤には単独で相手陣地深くまでドリブル突破を見せて時間を稼ぐなど、活躍が目立った選手です。
今年加入のルーキーということで、これからの活躍が楽しみです。

まとめ

小野選手の活躍をもうちょっと見たかったところですが、チーム戦術に溶け込むにはもう少し時間がかかりそうな状況でしょうか。富所選手とのコンビが深まれば、J2でも脅威のアタッカー陣となれるポテンシャルはあると思います。
あとは本文中でも書きましたが、トップは上門選手ではない方が良いと思います。富所選手と小野選手と上門選手の3枚がトップ下に入る攻撃陣を個人的には見たいです。

対する岐阜、北野監督となってから初めて観戦しましたが、とことん引きますね。
讃岐でも見ていたのであまり驚きはありませんでしたが、2トップまでディフェンスサードで守備をしているのはビックリしました。
ただ、奪ったあとに前線に飛び出す選手が多く、戦術として徹底しているあたりはさすがですね。

勝利後の北野監督のエンブレムアピール。
サポーターは嬉しいでしょうね!

岐阜は最下位脱出に向けて貴重な勝ち点3となりました。
琉球は連敗を止めて再度上位を狙ってリスタートしたいですね。

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