【第60回全社関東予選決勝】VONDS市原vs日立ビルシステム

サッカー
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ものすごく久しぶりにサッカー観戦をしてきました。
やっぱり生観戦は最高でした!

VONDS市原vs日立ビルシステム

全社とは?

今回の試合は全国社会人サッカー選手権大会(全社)に出るための関東予選の決勝です。
全社には関東から7チーム出場できるので、7つある関東予選決勝のうちのひとつです。

じゃ、そもそも全社って何よ?って話ですが…(この記事を読んでくださる方はご存知だと思いますが)
日本のサッカーリーグはプロリーグにJリーグがあり、アマチュアリーグは最高峰がジャパンフットボールリーグ(JFL)です。
そのJFLに上がるのは、全国地域チャンピオンズリーグ(地域CL)を勝ち抜けなくてはならないのですが、その地域CLに出るためのひとつの条件が「全社で勝ち抜くこと」となります。
地域CLは12チームで争われますが、ざっくり言うと各9つの地域1部リーグ(北海道1部、東北1部…)の優勝チームと全社3位までのチームを加えて12チームを決めるのです。
各リーグで優勝するのも大変なので、リーグ優勝も狙いつつこの全社も狙って地域CLへのチケットを争うわけです。
そう考えると今JFLで戦っているチームやJ3、J2に勝ち上がっていったチームはとても狭き門をくぐり抜けて行ったわけですね。
*以前の地域CLについて書いた記事もあるのでよろしければ是非。

ゲーム

いろいろと書きましたが肝心のゲームです。

関東1部のVONDSと関東2部の日立ビルシステムということもあり、時間経過とともにVONDSが押し込む展開になりました。
32分、VONDS市原は自陣深くでボールを奪った26番鬼島選手(だと思います)が左サイドのスペースにいた鈴木魁人選手を見つけロングパス。完璧。
鈴木魁人選手はボールを持ち込み低いクロスを入れるとニアに誰か飛び込んだ選手が潰れ、ファーに流れたところを上がってきていたボランチ垣根選手が押し込んで市原が先制。
垣根選手は1試合通してゲームをコントロールしていてさすがの動きでした。

後半に入っても流れは市原、後半15分には鬼島選手が中央をワンツーで抜け出してフィニッシュ。一度はGKにストップされますが自身で押し込んで2点目。勝利を決定づけました。

市原は元Jリーガーが何人かいましたが、その中のひとりである谷尾選手がFWでさすがの存在感。空中戦でほとんど競り勝ち起点を作ることで攻撃を活性化、日立ビルシステムDF陣はかなり苦しんだと思います。

そして左サイドでボールを運ぶ動きを取っていた清原翔平選手、右サイドでボールを引き出していた沼選手など、豪華な選手陣でしたね。

日立ビルシステムは試合を通してあまり効果的な攻めを見せることができず。
20番三輪選手のポストにヒットするシュートがありましたが、大きなチャンスはそれくらいでした。
27番センターバックの猪俣選手が一生懸命最終ラインを締めていましたが前述の谷尾選手と鈴木魁人選手の攻撃陣に手を焼いておりました。でもよく2失点で抑えたのではないでしょうか。

個人的には11番名和選手を起点に攻められればもう少し面白かったかなと感じました。
前半は中盤4枚の右サイドで出ていたので、左に寄せてサイドチェンジし1対1を挑ませるなどでチャンスが作れそうかな、と…言うのは簡単ですけどね。
後半頭からFWに入りボールを追いかけることに時間を取られてしまいました。
11番名和選手と20番三輪選手、面白そうなアタッカーがいるので後方から良いボールが出ればもっと良くなりそうです。

まとめ

ゲームは2-0で市原が勝利、全社へのチケットを手に入れました。おめでとうございます!
VONDS市原は関東サッカーリーグ1部でも現在2位、リーグ戦での地域CL出場権も視野に入っています。
念願のJFL昇格が果たされることを祈願しています!

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