【いばらきサッカーフェスティバル2023】水戸ホーリーホックvs鹿島アントラーズ

サッカー
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みなさん、2月12日に開催されたいばらきサッカーフェスティバルをご存知でしょうか?
今回は、J2水戸ホーリーホックとJ1鹿島アントラーズの試合を、サッカー初心者にもわかりやすく紹介します。試合展開、選手の活躍などをレポートします。また、この試合に込められた意味なども解説し、いばらきサッカーフェスティバルを知っていただきます。
ぜひ最後までご覧ください。

1.いばらきサッカーフェスティバル2023の紹介

いばらきサッカーフェスティバル2023は、2023年2月12日に茨城県で開催されたサッカーのイベントです。

茨城県に本拠地を置く鹿島アントラーズと水戸ホーリーホックがJリーグ開幕前に対戦するプレシーズンマッチで、2005年から続いています。

今年はJ2水戸ホーリーホックのホームスタジアムであるケーズデンキスタジアム水戸で開催されました。
このイベントは、日本サッカー協会と日本プロサッカーリーグが主催し、茨城県サッカー協会が協賛となっています。

Jリーグ開幕1週間前に行われるゲームということもあり、両チームともシーズンを占う上で重要なゲームと位置づけられています。

2.試合ハイライト 水戸ホーリーホック vs 鹿島アントラーズ

水戸ホーリーホックスタメン

ホームチームの新加入は右サイドの武田英寿選手と左サイドの小原基樹選手の2名。
水戸ホーリーホックは選手の入れ替えが激しいチームなので、残り9名が昨年から所属している選手で構成されているというのは例年にないことじゃないでしょうか。
今季は濱崎新監督が指揮を取りますが、昨年所属選手からの上積みが期待できる点はプラスですね。

鹿島アントラーズスタメン

対するアウェイチームスタメンです。
植田直通選手がフランスから戻ってきました。そして川崎フロンターレから知念慶選手が加入し、こちらも新加入選手は2名。
岩政監督がどのようなチームづくりを進めているか楽しみです。

試合展開

開始早々の時間帯は風上に立った鹿島が怒涛の攻撃でラッシュ。
水戸は粘り強い守備でなんとか失点せずに守り抜きました。ゴールキーパーの山口瑠伊選手のセービングも光っていました。

20分も過ぎると水戸もカウンターを駆使し攻めるシーンを作れるようになりました。
26分、自陣左サイド深い位置でボールを拾った小原選手がドリブルで運び、鹿島の選手を食いつかせると、食いついた選手の裏のスペースへボールを流しました。中央付近のそのスペースに走り込んだのは左サイドバックの大崎選手。ボールを受けた大崎選手は間髪入れずに鹿島最終ラインの裏へスルーパスを通すと、抜け出した武田選手が冷静にゴールネットを揺らし、劣勢だった水戸が先制点を奪います。

後半に入っても鹿島が攻める展開は変わらず。
しかしまたもゴールを奪ったのは水戸でした。
58分、左サイドのスローインを早めに入れると、ボールを受けた小原選手は中央のバイタルエリア(最終ラインと中盤の間)のスペースへパス、フリーで受けた前田選手が右サイドへラストパスを送ると、右サイドバックの村田選手がワンタッチで流し込んで2点目をゲット。
きれいな展開での追加点でした。

終盤も鹿島が攻めようと迫力を出していきますが、最後までゴールは奪えず。
2-0でホームの水戸ホーリーホックが勝利しました。

水戸は最終ラインからボールを繋ぐビルドアップと、サイドバックが中に入っていくインナーラップを組み合わせた面白い攻撃にチャレンジしていました。相手が強い鹿島ということもあり、攻撃の機会は多くありませんでしたが、色を出すことができていたと思います。

変わって鹿島は特に前半はロングボールも多く見られ、私がよく見た鹿島の戦い方とは少し異なっているように見えました。今後、岩政監督がどのように攻めを修正・構築していくか楽しみです。
あとは守備が少し不安でしょうか。2失点ともちょっとあっさり感があったので、粘り強く強固な守備の構築も必要になりそうです。

3.レフェリーと選手

主審:御厨貴文

このゲームの主審は御厨さん。なんと元Jリーガー。
J2をこよなく愛する私は、甲府や群馬、富山でプレーした御厨選手をよく覚えています。選手出身ということで選手の気持ちもよくわかるのでしょう、選手に寄り添ったジャッジも注目です。

小原基樹

水戸の新加入、小原基樹選手。
水戸の2点どちらにも絡み、劣勢ながらドリブルで押し上げてくれるプレーはチームを大きく助けました。J3愛媛から今季J1広島へ移籍、即J2水戸へレンタルという経歴。獲得して即レンタルは海外ではよく見られるパターンですが、日本でも見られるようになってきましたね。
本人もJ1でプレーしたいでしょうし、今季は水戸で結果を出すことが求められますね。

垣田裕暉

鹿島では途中出場の垣田裕暉選手を。
ユースから昇格した1年目は数試合に出場したものの、その後6シーズンに渡りレンタル移籍で武者修行をしてきた選手。これまたJ2をよく見る私としては、金沢や徳島で活躍していた姿を思い出します。
満を持して鹿島に帰還した期待のフォワード。このゲームでも早速決定機を作り出しました。残念ながら山口選手のスーパーセーブに遭いましたが、活躍する匂いがプンプンする選手ですね。

4.いばらきサッカーフェスティバル2023の意義

いばらきサッカーフェスティバル2023は、茨城県にとって重要なイベントだったのではないでしょうか。
サッカー、スポーツに情熱を持つ人々が1万人近く集まり、大きな盛り上がりを見せました。
地域が一体となり、人々を結びつけるスポーツの力を示すイベントだったと言えるでしょう。
J1とJ2のカテゴリーの差はあれど、ともに茨城県に本拠地を置くクラブ同士の対戦ということで、地域のサッカー文化を振興するイベントとなりました。
ぜひ来年以降もこの対戦を楽しみにしたいと思います。

まとめ

いばらきサッカーフェスティバル2023は、サッカーファン、選手、そして県のサッカー文化にとって素晴らしいイベントでした。茨城の魅力、スポーツの持つ人と人をつなぐ力を実感できる素晴らしいイベントでした。今後もこのようなイベントを開催し、茨城のサッカーがますます発展していくことを期待しています。
そして、いよいよ開幕するJリーグ、皆さんもお近くのクラブの試合に足を運んでくださることを期待しています!

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