【第99回天皇杯3回戦】浦和レッズvs水戸ホーリーホック

サッカー
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天皇杯3回戦、ケーズデンキスタジアムに観戦に行ってきました。
結果、水戸ホーリーホックにとても惹かれてしましました!水戸側に座ったということもあるかもしれませんが…

水戸の公式Twitterを見ながら駐車場状況を見ていましたが、かなり混んでいるようで開門前にスタジアム周りの駐車場はいっぱいの様子。常磐線赤塚駅前に車を停め、バスでスタジアムへ。バスも満員でした。

スタジアムは水戸ですが、ゲーム上は左側(ホーム扱い)は浦和。席割りも浦和のスペースの方が多かったです。
さすが浦和サポーターの声援は凄かったです。

2019.8.14
浦和レッズ 2-1 水戸ホーリーホック
53分:ジョー
65分:ファブリシオ
81分:ファブリシオ

スターティングメンバー

浦和レッズはリーグ戦からターンオーバーしてのスタメンとなりました。とはいえ、ほとんどのメンバーが有名な選手で、GKは日本代表の西川選手がリーグ戦のままメンバー入り。ファブリシオ選手、マルティノス選手、汰木選手の3トップとなる3-4-3で構成。

水戸ホーリーホックもメンバーとしてはターンオーバー。夏の移籍で加入したレレウ選手と宮選手が水戸で初出場となりました。FWの村田選手をインサイドハーフにポジションし、平塚選手をアンカーに配置した4-1-4-1で構成しました。

前半

水戸はリーグ戦のような前線からのチェックは行わず、ハーフラインあたりからのプレス開始で守備を構築していました。中央は固く締めていたので、浦和はワイドの選手を使ってサイドから攻めを作る展開となりました。公式の記録では岩武選手がディフェンダー、橋岡選手がミッドフィルダー登録となっていましたが、逆に見えました。右サイドで岩武選手がフリーになる場面が多く、クロスを何度も供給していました。

水戸はアンカーの平塚選手がフリーでボールを受けるとチャンスを作れ、飛び出した村田選手へスルーパスを通し決定機を演出。その展開で、ボールを受けた村田選手がクロスを入れるとファーサイドの浅野選手がフリーでヘディング、超決定機でしたが西川選手のセーブにゴールを決めさせてもらえませんでした。
その前にもフリーキックでジョー選手がヘッドで狙ったシュートもストップしており、さすがの守護神振りでした。そのシュートストップはこぼれ球をンドカ・ボニフェイス選手が押し込みを試みますがクロスバーに阻まれました。

ボール支配はさすがの浦和でしたが、上記2回のチャンスも含め、決定機は水戸が多かった前半となりました。

後半

始まってすぐの水戸の攻撃、ジョー選手が森脇選手に倒されてPKを獲得します。水戸スタンド側からも「ん?」という声が聞こえた謎のジャッジとなりました。

ジョー選手のPK

PKを取ったジョー選手が自身で決め、水戸が先制に成功します。

浦和はギアを一段上げ、関根選手を投入し水戸に襲かかります。水戸は完全に受けてしまいなかなか鋭いカウンターを繰り出すこともできない時間となりました。
そして65分にマルティノス選手が右サイドを突破しPKを獲得します。スタンドからはよくわからず、映像も見ましたがGK村上選手のファールなのか宮選手のファールなのかわかりませんでした。村上選手も「俺のファール?」と主審に聞いていました。
問題なく進むかと思いましたが、PKを獲得したマルティノス選手が交代を命じられ、蹴りたかった?マルティノス選手は激高。ボールを蹴り上げ一時騒然となりました。
一拍置いてファブリシオ選手がしっかり決めて浦和が同点に追いつきます。

ファブリシオ選手の同点ゴール

マルティノス選手に代わって入ったのは杉本選手、さらに柏木選手も投入し浦和は圧力を増して攻めにシフト。
水戸は共に疲労困憊のレレウ選手とジョー選手を福満選手、清水選手にチェンジ。勝ち越しゴールを狙います。
そして81分、右サイド深くを切り裂きマイナスのパスを受けた関根選手が浅野選手に倒されて三度目のPK。これも微妙なジャッジとなりました。
またもファブリシオ選手が決めて浦和が逆転しました。

ファブリシオ選手のPK

水戸は黒川選手を投入し同点ゴールを目指します。
早速黒川選手がドリブルで切り込み、左足でシュート。強烈なシュートでしたがここでも立ちはだかったのは西川選手。スーパーセーブで浦和のゴールを守ります。それで得た右CKを浜崎選手が蹴り込むと、上がってきていたGK村上選手がドンピシャヘッドでシュート。超決定機でしたが枠をギリギリ外してしまいました。
さらにアディショナルタイムにもう一度右CK。またも浜崎選手のCKをGK村上選手が押し込みますが今度はポストに阻まれます。GKながら二度の決定機を迎えた村上選手、何とも”持っていない”というか…

GK村上選手の渾身のシュートはポスト

このまま2-1で試合終了。浦和レッズがベスト16へ進みました。

注目選手

浦和は柴戸海選手。
阿部勇樹選手とボランチを組んでいましたが、バランスを取ってボールを散らしていました。豪華なアタッカー陣が目立ちましたが、柴戸選手はディフェンスとのリンク役としてボールを引き出し前線やサイドに展開していました。
リーグ戦ではポジションを確保できているとは言えない状況なので、まずは出場時間を伸ばしていくことが当面の目標でしょうか。

続いて水戸、平塚悠知選手。
アンカーに入って際どいパスを出しており、かなりのチャンスを演出していました。浦和の柴戸選手同様、リーグ戦ではスタメン確保できていません。前選手や白井選手、平野選手とのポジション争いに勝っていかないといけませんので簡単ではないでしょうが、パスセンスはとても良いものを感じます。
この試合ではインサイドハーフの2人が近くで受けてくれたことや、浦和の選手がそこまで平塚選手にプレッシャーに来ていなかったことである程度自由にプレーできたということもあると思います。いつもの4-4-2のダブルボランチで出場した時にどれだけ持ち味を出せるかが鍵になりそうです。

まとめ

ゲームとしては水戸の方がチャンスがあったように思います。最後のパワープレーもなかなかの迫力でした。
ただ、浦和はさすがのプレーでまだまだ余力を感じる戦い方だったように思います。本当に慌てさせるところまではいかなかったかな、というのが正直な感想です。
両チームともにリーグ戦にあまり出ていない選手が良いアピールになった試合だと思います。そういった選手がスタメン争いに刺激を与えて、共にリーグ上位に行くための起爆剤になってほしいですね。

コメント

  1. […] […]