【J1第24節】サガン鳥栖vsヴィッセル神戸

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現在は下位に低迷する両チームが直接対決する鳥栖vs神戸。
しかもフェルナンド・トーレス選手の引退試合ということもあり注目度MAXのゲームです。

2019.8.23
サガン鳥栖 1-6 ヴィッセル神戸
11分:山口蛍
20分:イニエスタ
22分:田中順也
54分:古橋亨梧
73分:古橋亨梧
79分:金井貢史
86分:山口蛍

スターティングメンバー

鳥栖は夏に加入した金森選手とフェルナンド・トーレス選手の2トップ。
神戸はこれまた豪華絢爛なメンバーで、フェルマーレン選手にイニエスタ選手に酒井高徳選手とメンバーインし、3-5-2で臨みます。

前半

開始から神戸ペースで試合が進みます。
技術の高い選手達が揃う神戸はディフェンスラインからのビルドアップが非常にレベルが高く、鳥栖はプレスをかけたくともかかりきらないという状態。

そんな中、立ち上がりの11分、右サイドの西選手が2列目から走り込んだ山口選手へスルーパスが出て、山口選手はダイレクトで転がし、ゴールに流し込んで神戸があっという間に先制。

さらに20分には鳥栖のディフェンスラインでのパス回しにミスが出ます。高橋秀人選手のパスをカットされ、エリア内に侵入されます。ディフェンスを振り切ろうと抜け出した古橋選手を倒してしまい神戸にPKが与えられました。イニエスタ選手がこれを決めて0-2。

そしてその直後、スーパーなゴールが飛び出します。
神戸は自陣深くで浮き球のパスをダイレクトで繋ぐと、イニエスタ選手がまたもダイレクトで古橋選手へロングパス。飛び出した古橋選手にピタリと合うと鳥栖ディフェンス陣は押し込まれ、中盤の選手との間がポッカリ空いてしまいました。古橋選手からマイナスに戻されると田中順也選手に豪快に蹴り込まれ、0-3となります。

前半は圧倒的に神戸ペースで3点差がついて折り返しとなりますが、前半終了間際にイニエスタ選手が太もも裏を怪我(ハムストリング肉離れ?)をしてしまい交代となってしまいました。

後半

一方的にやられてしまった鳥栖ですが、後半開始から圧力を高めて巻き返しを図ります。

しかし鳥栖は、攻めにかかったところをカウンターで失点します。
最終ラインの大崎選手がボールを奪うと左サイドの酒井高徳選手へパス。酒井高徳選手はスピードでぶっちぎりあっという間に鳥栖陣地へ入ると、アーリークロスをゴールキーパーの前へ送り古橋選手が足を伸ばしてコースを変えゴールへ。これで0-4となります。

さらに神戸はフェルマーレン選手が鋭いサイドチェンジで右サイドへ展開すると、西選手はダイレクトでゴールライン付近へボールを落とします。それに走り込んだ山口選手がまたもダイレクトでマイナスにクロスを入れると、古橋選手がこれまたダイレクトで合わせてゴール。73分で0-5と一方的なスコアに。

黙ってやられるわけにいかない鳥栖は79分にコーナーキックから金井選手が頭で合わせて1点を返しました。

ところがこれでも神戸の勢いは終わらず、攻めにかかっていた鳥栖の手薄になったディフェンスを揺さぶって突破し、山口選手がフリーで決めて1-6。

このまま試合は終わり、神戸がワンサイドゲームを制しました。

まとめ

スコアは一方的でしたが、鳥栖も後半は激しく戦いシュートチャンスはたくさん作りました。
トーレス選手を含め、決めきることができず神戸のゴラッソを生むこととなってしまいました。

引退を迎えるトーレス選手のゴールを期待していましたが最終戦での得点は見られず。しかし、チームとして団結して立ち向かう姿は見ることができました。
このような世界的に有名な選手が日本で引退を決意する、引退の場所に日本を選んでくれたことにとても感謝です。とてもプロフェッショナルな素晴らしい選手でした。最後の挨拶を見ても、アトレティコを含め世界中で愛されてきた理由がわかります。

鳥栖サポーターとフェルナンド・トーレス選手

私はJ創設からのJリーグファンで、J2も創設の1999年から見ていますが、「あの鳥栖がここまで…」と感傷的になってしまいました。まさかこのチームに世界的な選手が加入し、引退するとは夢にも思いませんでした。

イニエスタ選手とビジャ選手

そして相手チームの選手という立場ながらイニエスタ選手とビジャ選手もセレモニーに参加。
これ、凄くないですか…
この3人が佐賀県鳥栖市で一堂に会し、引退のセレモニーをするとは…

We are サガン鳥栖!

まだまだ厳しい立ち位置の鳥栖。
残留を勝ち取ることを祈っています!

ありがとう、フェルナンド・トーレス!!

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