【J2第28節】大宮アルディージャvsジェフユナイテッド千葉

サッカー
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NACK5スタジアムで開催の大宮vs千葉。
3位大宮は勝ち点49、17位千葉は勝ち点30で迎える一戦。
正直、メンバーを見ると千葉はこんな順位にいるようなチームではないような…とはいえ現実はこの勝ち点、上位浮上のためにもアウェイとはいえ大宮を破って勢いに乗りたいところ。
逆に大宮は2位の京都が前日に敗戦、この試合に勝利すれば2位浮上、是が非でも勝ち点3が欲しい試合です。

2019.8.18
大宮アルディージャ 2-1 ジェフユナイテッド千葉
9分:河本裕之
27分:奥井諒
86分:見木友哉

スターティングメンバー

ホーム大宮は3-6-1。
シモビッチ選手を1トップに配置し、フアンマ選手はベンチスタート。

アウェイ千葉は4-4-2。
クレーベ選手と船山選手の2トップ(結果的に前半は船山選手が引き気味で1トップ)に、移籍加入で千葉に戻ってきた米倉選手がサイドバックに入りました。

前半

開始早々、大宮のロングボールに対し千葉のディフェンス陣がセルフジャッジ(オフサイド)をしてしまい、茨田選手をフリーにしてしまいました。冷静にトラップした茨田選手は狙いすましたミドルシュート。ゴールキーパー鈴木選手が何とかセーブしコーナーへ逃げました。
そのコーナーキックをファーサイドにいた河本選手がヘッドで押し込み大宮が先制点を獲得。開始9分、あっという間の先制点でした。

最高の立ち上がりを見せた大宮ですが、24分にアクシデント。
千葉フォワードのクレーベ選手と競り合った河本選手が負傷退場。頭同士でぶつかっており、大事に至ってなければ良いのですが…先制点を決めた河本選手に代わり菊地選手が投入されました。

良くない雰囲気になるかと思われましたが、27分に追加点が入ります。
右サイドからのパスを受けようとした茨田選手が、千葉ディフェンスを背中に背負い食いつかせてスルー。裏で受けた小島選手がドリブルで持ち込み、ディフェンスを引きつけて引きつけてラストパスを出すと奥井選手がフリーでシュートを流し込み2点目。大きなゴールとなりました。

さらにその後もロングボールに対してシモビッチ選手がしっかりとポストをこなします。シャドーの位置に入った茨田選手にボールを落とし、ミドルシュートを生み出すなど前半は大宮ペースで進みました。

後半

千葉は船山選手をしっかりとトップの位置に入れ2トップで攻めを構築しようとします。大宮は受けたわけではないと思いますが、千葉がボールを持って攻める時間が長くなりました。

しかし、千葉に決定機ができたかというとそうではなく、時折大宮がカウンターを仕掛け決定機の手前まで持っていくという展開で時間が推移しました。

63分、カウンターから縦パスを入れた大宮の攻撃を千葉が潰してフリーキックを献上。途中出場の大前選手が味方に合わせるような流れで直接シュートを狙います。ゴールキーパー鈴木選手は一瞬不意を突かれますが、何とかコーナーキックへ逃れました。大前選手はさすがのキックでした。

さらに78分には同じく途中出場のフアンマ選手がチャンスメイク。センターサークル付近で起点になると茨田選手に繋ぎ、茨田選手から奥井選手にスルーパス。奥井選手は低いクロスを選択しますが、走り込んだのは起点となったフアンマ選手。ゴールキーパー鈴木選手が何とかセーブしゴールとはなりませんでした。

ボールを持ちながら決定機を作れずにいた千葉ですが、86分に左サイドからクロスを入れると大宮シノヅカ選手のクリアがミスとなり自陣ゴール前にフライとなって上がります。キャッチしようとしたゴールキーパー加藤選手に対し途中出場のアラン・ピニェイロ選手がブロックすると、ボールの落下点には見木選手が入り頭で合わせます。ゴールキーパー加藤選手は前に出てゴールを空けており、無人のゴールへ吸い込まれ1点差に。

さらに途中出場の安田理大選手を中心にサイドからクロスを放り込み、千葉は何とか追いつこうと食い下がります。
しかし大宮ディフェンス陣はしっかり跳ね返し、何とかこのままタイムアップ

2-1でホーム大宮アルディージャが勝利しました。

注目選手

ホーム大宮からは小島幹敏選手。
石川選手とのダブルボランチで出場しましたが、前線にも頻繁に顔を出し、決定的なシュートも数本撃っておりました。パスでゲームを組み立てたり読みでパスカットを見せたりと素晴らしい活躍でした。1ゴールくらい欲しかったところでしたね。
大宮のアカデミー出身で、ユース育ちっぽい技術力あふれる選手です。今後の活躍が楽しみです。

アウェイ千葉は見木選手。
まったく知らない選手でしたが、中盤でアクセントとなったりボールを運んだりととても興味深い選手でした。現在関東学院大学在学中で、千葉には特別指定選手として在籍しているようです。しかし来季の入団も内定しているようです。
この試合も1ゴールを決めてゲームをわからなくしてくれました。今後に期待です。

まとめ

大宮はとても組織されたサッカーをしており、なかなか崩れそうにないですね。シモビッチ選手とフアンマ選手というタイプの違う、それでいて強烈なフォワードを有し、セカンドストライカーには大前選手をベンチに置いておける豪華さ。茨田選手や石川選手は派手ではないもののしっかり中盤を締めており、上位進出が狙えそうなチームでした。
逆に、ゴールキーパー加藤選手は大きなミスをしてしまいました。経験が必要なポジションですし、まだまだ場数が必要でしょうか。ここを乗り越えて大きくなって欲しいですね。

ゴールキーパーのミスは致命的、乗り越えて成長を!

千葉は前半の戦い方がとてももったいなかったと思います。
全体的にコンパクトさを欠いており、選手間が遠くボール回しは基本的に自陣で行い前につけられない展開となりました。
後半は中盤を4枚としてサイドに素早く展開できておりましたので、この戦いを90分できればもっと上位にいられるようなチームだと思います。

大宮はこれで2位、自動昇格圏内へ!
千葉はさらに連敗すると残留争いに巻き込まれてしまいそうです。両チームとも大事な次節となりそうです。要注目!

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