長男の帰還

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先日家庭内のトラブルで一時保護所に入所となった我が家の長男。

先程相談員の方との面談が終わり、無事自宅に戻って来ました。19日の夜から12日間お世話になりました。

長男の帰宅

入所中に実施したこと

相談員の方との面談を数回行いました。それぞれが2~3時間に及び、これまでの家庭内での様子やそれに対する親(私)の対応などをお話する時間となりました。もちろんその間に長男と会うことも話すこともありません。相談員の方は別の時間で長男と面談をしてくださり、それぞれの言い分やすれ違っているところなどを時間をかけてお話をしました。
特に、困っていることや、今後どうなって行きたいかなどを用紙に実際に書いてみて、問題を可視化する作業がとても参考になりました。「次の面談までに」と、宿題という形で用紙をもらい、書き出してみるやり方です。それまで感情や勢いでぶつかり合っていたものが、文字に落として可視化した時、具体的に次のアクションや改善策が浮かび、とても有効でした。また、夫婦で冷静に話し合うという時間もきちんと作れていなかったことに反省することもできました。

軽度とはいえ発達障害を抱えている長男の行動に関しては、細かく挙げていくことは難しいですが、我々夫婦も対応が限界になっており、まったく余裕がなくなっていました。今後は、工夫して物理的に距離を取って、今回のように冷静に物事を振り返るようにしていき、長男に寄り添って生活していこうと考えています。

入所中の長男

帰ってきた長男はとても落ち着いていました。保護所ではいろいろな書き物をしたり本を読んで過ごしたりしていたそうです。我々夫婦と同様に冷静に自分を振り返る時間を持てたことにより、自身の行動に対する反省や、これだけは譲れないものなどを整理できたようでした。ただ、様々な境遇のお子さんが入所していますので、それは過酷な場所だと言っていました。
入浴は2日に一度のシャワーのみだったり、6時起床21時就寝、他のお子さんと仲良く接することも制限されてしまうようでした。あまり快適だと思われてしまうのも良くないと判断してのことかもしれません、いずれにしても本人は”もう二度とあそこには戻りたくない”と話しています。
退所することも他のお子さんには言えないとのことで、仲良くなった子にもお別れを言えずに出てしまったことが心残りのようです。これは聞いていて切なくなりました。

同じような境遇の方へ

親子関係がうまくいっていない方々、たくさんおられると思います。私はこれまでの経験で、「親とはいえどうにもできないことがある」、「躾だけではどうにもできないことがある」と考えています。悩んで悩んで塞いでしまう前に是非、最寄りの児童相談所の相談員の方へ相談してください。昨今はネガティブな報道もありますが、皆さん忙しい中でも親身になって相談に乗ってくださいます。我が家のように、家出により警察から補導-一次保護となるケースは稀かもしれませんが、そのようになる前にお話を聞いてもらうと確実にプラスになると思います。
是非一人で悩まずに相談して肩の荷をおろしてください。

我が家もトラブルが解決したわけではありませんが、改めてお互いの考えていることが共有できました。今後も規則的に相談員の方が我が家を訪問して様子を見てくれるようです。とても安心です。
帰ってきた長男に、次男と長女がベッタリなのが泣けてきます…頑張って仲良く生活していきますので是非皆さん見守ってください。

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