【FIFA W杯アジア2次予選】ミャンマーvs日本

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いよいよ始まりました、2022年カタールワールドカップ予選(兼アジアカップ予選)。
しっかりと勝って最終予選に進みたいところです。

しかし、日本代表についてはいろいろな人が解説したり記事を書いたりするでしょうから、
ここではミャンマー代表の視点で書きたいと思います。

2019.9.10
ミャンマー代表 0-2 日本代表
16分:中島翔哉
26分:南野拓実

ゲーム

スターティングメンバー

ミャンマー視点で書くとはいえ、まったくメンバーを知りません。
テレビ中継では、9番のアウン トウー選手が「ミャンマーのメッシ」と呼ばれているとか。

とにもかくにも、ミャンマーのメンバーは以下11名です。

ミャンマーナショナルチーム

ミャンマーの戦い方

核となる選手は、7番テイン タンウィン選手。
上のフォーメーション図ではボランチに入っていますが、最終ラインの真ん中に位置取りし、フォアチェックの要領で中盤までプレスに来る形を取っておりました。
インサイドハーフに入った6番ライン ボーボー選手と9番アウン トウー選手と3人で中盤のプレスに行き、
場合によっては11番タン バイン選手もプレスバックするというスタイルでした。

そして左サイドバックの5番ナンダ チョー選手は中央にかなり絞ったポジションを取っており、
19番テイン タンウィン選手が左サイドバックのポジションまで降りて5バックを形成しておりました。

かなりポジション的には守りの堅いスタイルで、インテンシティも高く崩すのが難しそうな印象でした。

しかし、いかんせん選手個人の技術は高くなく、ボールを奪っても前線に蹴り出すのみで、1トップのタン バイン選手もどうやっても収めきれず日本代表の波状攻撃を受けることとなってしまいました。

スコアとしても踏ん張りきれず、中島選手と南野選手にゴールを奪われ、2点ビハインドで後半を迎えることとなりました。

後半の戦い方に注目しましたが、ハーフタイムで一人交代してきました。
19番テイン タンウィン選手を代えて16番シトゥ アウン選手を投入。そのまま左に入って同じタスクをこなしていましたが、途中から右と左でポジションチェンジをし、右にいた13番カウン シトゥ選手が左サイドを担当。

前半はまったくシュートを撃てなかったミャンマーでしたが、後半頭にフリーキックを得ると、こぼれ球をミャンマーのメッシ、アウン トウー選手がボレーシュート。強烈なシュートでしたが権田選手に阻まれます。
可能性を感じるシュートでした。とても惜しかったです。

しかし、そのアウン トウー選手も69分に交代。
この意図がよくわかりませんでしたが、これで唯一の得点の匂いがパッタリとなくなってしまいました。

その後は日本代表の怒涛の攻撃を体を張って止める展開。
何とか蹴り出しても攻めに繋げることもできず、タイムアップ。

注目選手

7番テイン タンウィン選手。
間違いなく中心に据えたい選手だと思いますが、まずボールに触れませんでしたね。
イライラして危ないタックルをする場面がありメンタルコントロールも含め課題は多そうですが、面白い選手だと思います。

そして9番アウン トウー選手も良い選手ですね。
ミャンマーの攻めはこの選手に掛かっていると言えると思います。
ミャンマーのスター選手でもあるようなので、上でも書きましたがなぜ下げてしまったのか…

最後に18番ゴールキーパーのチョー ジンピョ選手。
パッと見たところ背が低く、ゴールキーパーとしては厳しいように見えました。それを証明するように中島選手の先制点は上のコースのシュートを触れずゴールを許してしまいました。
しかし、その後のピンチはことごとくセーブ。
シュートストップや反応はとても良いパフォーマンスでした。
この選手が守っていなければ、2失点では済まなかったと思います。

まとめ

全体的にレベルが違っていたので、この試合の勝利は難しかったミャンマー代表、現実的にはこのグループの2位を狙い2次予選突破を目指すことになりそうです。
そう考えると初戦のモンゴル戦を落としていることがとても痛いですね。
同組のタジキスタンやキルギスも難敵なので、ミャンマーとしては苦しい戦いが続きそうです。
日本のホームで対戦する時にまたミャンマーの状況を確認することとします。

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