【J3第27節】ロアッソ熊本vs藤枝MYFC

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週末にゲームを見られなかったので、即位の礼の祝日にDAZNで1試合観戦。
結果を知らない試合をピックアップしました。
4位熊本が5試合ぶりのホームゲームに、すぐ上の順位の3位藤枝を迎えたこのゲーム。
J2昇格を狙う両チームの大事なゲームとなりました。

2019.10.20
ロアッソ熊本 0-0 藤枝MYFC

ゲーム

スターティングメンバー

ホーム熊本は渋谷監督らしいオーソドックスな4-4-2。
中盤には下部組織出身の上村選手と、地元から駒沢大学に進み熊本に戻ってきたルーキー中原選手がスタメン入り。

アウェイ藤枝は3バックに1トップ。中盤は底に松岡選手が入る形となりました。
3バック中央には大ベテランの秋本選手が入りました。

両チームともベテランストライカーの原選手と森島選手が入り、ゴールを狙います。

熊本vs藤枝

前半

立ち上がりから森島選手と鈴木翔登選手がバチバチとやり合い、緊張感が漂います。

8分、熊本が右サイドから攻め、中原選手が切り替えして巻いたクロスを入れると対峙した秋山選手の肩口にボールが当たり、その位置からジャッジに注目が集まります。
結果、肩という判断でペナルティキックとはならず。

その後は藤枝がショートパスを繋いで攻めを構築し、熊本の中盤とディフェンスラインを自陣に釘付けにします。
熊本は中盤4枚とディフェンス4枚の間でうまくボールを受けられ、耐える展開が続きました。

熊本がボールを奪った後も、その位置が低く、藤枝のハイプレスもあり縦に蹴り込む展開。
これをまた藤枝の選手に拾われ2次攻撃を受ける時間が続きます。
38分も同様に熊本が奪って縦に入れたところを秋本選手が早い出足でボールをカット、
しかしカットしたボールが熊本にこぼれると秋本選手がカットで前に出てきていた為、
ディフェンスが手薄になっていた藤枝陣内に熊本が攻め込みます。
右サイドに展開し中原選手がエンドライン付近まで持ち込んでマイナスのクロスを入れると高瀬選手がシュート。
藤枝ディフェンスに当たりコーナーキックへ。

そのコーナーキックのこぼれ球を中原選手が収めると、右サイドからカットインして左足ミドルを狙います。
ゴールキーパー杉本選手の好セーブで阻まれますが、熊本には惜しいチャンスとなりました。

中原選手のミドルと杉本選手のセーブ

負けじと藤枝も42分、右サイドの鈴木準弥選手からのアーリークロスに森島選手がダイビングヘッドで狙います。枠には飛びませんでしたが、迫力ある攻撃でした。

森島選手のダイビングヘッド

見応え十分の前半はスコアレスで折り返します。

後半

60分、熊本はフォワードの佐野選手を下げ、八久保選手を投入します。
八久保選手を右サイドへ配置し、その位置にいた中原選手をトップに入れ原選手と組みました。

直後の63分、藤枝は高い位置でボールを奪いショートカウンター発動。
最後は左サイドから安藤選手がドリブル突破からシュート気味のクロスまで持っていきますが、ゴールとはなりませんでした。

今後は熊本、ポジションを代えた中原選手が左サイドでボールを持つと、原選手へドンピシャのクロスを入れました。
原選手も難しい体勢ながらしっかりとヘディング、シュートはクロスバーに直撃。
これも惜しいチャンスとなりました。

その後も両チームは選手を入れ替えながら攻め込んでいきますが、なかなか相手ゴールを割ることはできず。スコアレスのまま終盤を迎えます。

最終盤の89分、藤枝は左サイドから攻め込むと、安藤選手が逆足の右足で優しいクロスをエリア内に入れると、松岡選手が後ろ向きで足をチョンと上げワンタッチ。
うまくコースが変わりゴールへ向かいますが、鈴木翔登選手が掻き出してこれもゴールならず。

松岡選手のヒール?シュート

見せ場は両チームはともありましたが、スコアレスドローとなりました。

注目選手

ホーム熊本はやはり中原選手。
左利きながら右サイドに配置され、カットインからのシュートやドリブル突破を期待されていることが良くわかりました。
そのシュートやドリブルは相手にとってかなりの脅威となっておりました。
大卒ルーキーながら、3種時代までは地元熊本で育った選手のようなので、チームにとっては特に大事にしたい選手でしょう。
昇格のキーパーソンになりそうですね。

アウェイ藤枝は安藤由翔(なおと)選手。
ガイナーレ鳥取に所属していた印象が非常に強かったのですが、藤枝でしっかり自身のポジションを掴んでいました。
藤枝のチャンスには大部分で絡んでいて、ゴールもあと一歩というところまで迫っていました。
前線に強烈なフォワードの森島選手がいますので、クロスからのホットラインは敵チームに脅威を与えそうです。

まとめ

上位陣対決、とても見応えがありました。
熊本は攻め込まれる時間が長く心配しましたがカウンターで応戦したり時間帯によっては攻め込んだりと、柔軟な戦い方ができていたと思います。
この試合は原選手が出ましたが、フォワードも北村選手や三島選手がおり多彩な攻めが期待されます。

対する藤枝はショートパスで崩していくスタイルが見ていて気持ちよく、それに交じるドリブル突破など攻撃のバリエーションがあって迫力がありました。
そしてベテランが締める最終ラインの守備も見応え十分です。さすがの安定感でした。

両チーとも昇格に向け勝ち点3が欲しかったところだと思いますが、藤枝は2位となりましたし、熊本もまだまだ優勝が狙える差なので、この勝ち点1を活かしてもらいたいですね。
J2昇格レースも目が離せません!

コメント

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