【関東サッカーリーグ1部後期第7節】東京23FCvs桐蔭横浜大学FC

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江戸川陸上競技場で関東サッカーリーグを見てきました。

J1から数えて日本サッカーの5部にあたる関東サッカーリーグ1部で、最下位10位の東京23FCの今季ホーム最終戦です。対戦相手は7位の桐蔭横浜大学FC。1部残留争いの直接対決となりました。

初めての関東リーグ観戦でしたが、活気がありとても地域リーグとは思えない雰囲気でした。
スタッフやサポーターの、Jリーグ昇格に向けた思いが感じられ、とても良い雰囲気に包まれていました。

2019.9.7
東京23FC 2-1 桐蔭横浜大学FC
50分:渡邉敬人
77分:小森優輝
90+3分:望月達也

ゲーム

スターティングメンバー

まずホーム東京23FC。
ゴールキーパーはブラジル人のマテウス選手。ディフェンス4枚には数々のJクラブで活躍した土屋征夫選手がメンバー入りしました。

アウェイ桐蔭横浜大学FCは、関東一高出身のゴールキーパー北村海チディ選手、モンテディオ山形ユース出身の五十嵐選手、流経柏高校出身の左部開斗選手がメンバー入り。

前半

両チームとも縦関係の2トップを取り入れた4-4-2を採用。
開始早々、スローインから東京23FCの瀬川選手がオープニングシュート。熱戦が始まりました。

8分には少し遠目ながら正面からの直接FKを狙うなど、ホーム東京23FCがシュートチャンスを作ります。

26分には中盤から相手ディフェンス裏に浮き球のパスが出て、橋岡選手(浦和レッズ橋岡選手のお兄さんのようですね)がフリーでシュート。しかし桐蔭横浜大学のディフェンスがギリギリでブロックしゴールならず。

前半はこのままスコアレスで折り返しました。

後半

後半はメンバー変更なしで両チーム入りました。

50分、スーパーゴールが決まります。
橋岡選手が右サイドからクロスを入れると、ボールはクロスバーに直接当たり跳ね返ります。
それを渡邉選手がオーバーヘッドキック!
綺麗に決まったゴールはかなりのゴラッソで東京23FCが先制!

すぐに桐蔭横浜大学はセンターバックの五十嵐選手を下げ小森選手を投入します。
小森選手は中盤に入り、その位置にいた鍋田選手がセンターバックにポジションを変えました。

東京23FCは右サイドの橋岡選手が少しポジションを下げ、5バック気味で守ります。

関東リーグは交代枠がどうやら3人ではないようで、両チームとも次々と交代選手を投入し活性化を図ります。

77分、桐蔭横浜大学は右コーナーキックでサインプレーを実施。
ペナルティアーク付近に低いボールを蹴ると、ダイレクトシュートがゴール前に小森選手の前にこぼれ、そのまま小森選手が押し込み1-1の同点に。

このまま終わるかと思われた後半アディショナルタイム、立て続けにコーナーキックを得た東京23FCは、左コーナーキックからファーサイドの一井選手がヘッドで狙い、ゴール前の望月選手がさらにヘッドで押し込み勝ち越しに成功します。

しかしこれでは終わらず、桐蔭横浜大学もコーナーキックをゲットし、ゴールキーパーまで上げて攻めたてると、冨樫選手(だと思いますが)がドンピシャヘディングでシュート。
なんとゴールキーパーマテウス選手がスーパーセーブ!

東京23FCが劇的な勝利をゲットしました!

試合終了直後の吉田監督

注目選手

ホーム東京23FCからは音泉翔眞選手。
セカンドトップとして左右上下に縦横無尽に走り回り、チャンスを演出していました。
さすがにフルタイムとはいかず途中交代してしまいましたが、音泉選手のダイナミックなプレーはとても印象に残りました。

桐蔭横浜大学からは圓道将良選手。
東京23FCの音泉選手同様、一列下がったセカンドトップとしてプレー。
圓道選手は技術が高く、状況を自分で打開していけるタイプの選手でした。自身でのシュートチャンスもありましたしとても楽しみな選手です。
後半に少し消えるシーンがあったので、そこが改善されればさらに良い選手になりますね。

圓道選手

もう一人、左部開斗選手も気になりますね。
昨年、高校サッカー千葉県決勝を見に行きましたが、その時とプレースタイルが少し変わったように見えました。
今日はポストタイプのフォワードとしてプレーしていました。
経験豊富な土屋選手に抑えられる場面も見えましたが、将来が楽しみな選手です。

左部選手

まとめ

残留争いの真っ只中、貴重な勝利を得た東京23FC。
ホーム最終戦ということもあり、試合後はセレモニーもありました。ドローでやるセレモニーと、劇的勝利でやるセレモニーは雰囲気に雲泥の差が出たことでしょう。
ファン・サポーターは皆さん満面の笑みでした。とても良い光景でした。
監督は、今季の成績のお詫びを口にしていましたが、同時に必ず残留するという力強い言葉も出ていました。
本来、残留ではなく昇格を目指すチームのはずですから、今季はなんとしても残留を勝ち取り、来季の昇格争いに臨んで欲しいところです。

対する桐蔭横浜大学も残留争いに巻き込まれています。この結果で東京23FCに勝ち点が並んでしまいました。
ただ、注目選手に挙げた2選手の他にも技術のある選手が多く、将来が楽しみな選手が揃っています。
両チームとも残留を果たしてもらい、来季もこのチームの試合を見たいところです。

コメント

  1. […] 【関東サッカーリーグ1部後期第7節】東京23FCvs桐蔭横浜大学FC関東サッカー… […]